期間:2006年6月3日〜6月4日 場所:福島県・奥只見ダム、田子倉ダム
東北有数の秘境として名高い奥只見ダムまで行ってきました。奥只見ダムは新潟県と福島県のちょうど境界に位置しています。しかし、地理的条件などから福島側からアプローチはほぼ不可能(檜枝岐村から1本あるけど1年の大半が冬期通行止め&狭くて通行難)だったり。事実上、新潟側から奥只見シルバーラインを通ってしか行くことの出来ない所に位置しています。四方を完全に山に囲まれており、冬期の積雪は想像を絶する秘境中の秘境なのであります。(冬期の工事のために奥只見シルバーラインを掘ったほど)仙台から奥只見まで往復600km。笹谷トンネル以外、下道走行。結構頑張ったけど、日帰りが出来なかったので道の駅「喜多方」で車中泊でした。夜間の走行は危険なので日が落ちたら極力運転しない方針なので・・・
奥只見ダム(Wikipedia)について
総貯水量6億m3(日本第1位)、発電電力56万kW(下流の田子倉ダムに次いで第2位)という日本が誇る超弩級大型ダム。織田裕二主演の映画にもなった小説「ホワイトアウト」のモデルとしても有名。実際の映画のロケは黒部ダムで行われてて、奥只見ダムは冬期の撮影が不可能だったとか大鷹の保護が理由らしい。詳細はwikiを見ていただきたいけど間近でダムを見たらマニアならずとも興奮せずにはいられない!
奥只見シルバーラインについて
全長22kmのうち18kmをトンネルが占める観光道路。もともとは工事用道路だったためかトンネル壁面が素堀のように岩肌がむき出しになっています。地下水の灌水が著しく路面は常にウェット。二輪車(あと軽車両も)は通行不可というのも納得。気温が氷点下近くまで下がる季節は想像を絶するアイスバーンなのかもしれない。トンネル内なのでどうかわからんけど・・・・。あと、トンネル間がスノーシェッドで覆われているので実質ずっとトンネルの中にいる感じで走行します。薄暗く狭いしいつまで続くかわからないので、運転中生きて帰れるか不安になりました。トンネルが崩落したら死亡は間違いないし、遺体の回収も100%不可能な予感。ガクブル
仙台〜山形〜南陽〜新発田〜三条〜魚沼〜奥只見へ。
道の駅「飯豊」
道の駅「小国」
奥只見シルバーライン入り口駐車場
入り口ゲート(無人)。通行料は無料です。
奥只見シルバーラインは全線二輪車通行禁止。 軽車両もダメです。 走ってみればわかるけど、灌水が著しくバイクは自殺行為。
非常時の説明看板。地図の通りトンネルの連続でした。
奥只見ダム駐車場。かなり広いです。
日本一秘境にあるどさん子です(笑)
ダム堤まで5分ほど歩き。道沿いには6月だけど残雪あり。
ダム下流側を望む。山が深い・・・・。
ダム堤。やっぱり普通のダムより大きいです。
同上。秘境だけあって周りの山々には残雪がありますね。
ダム湖の銀山湖。人造湖とは思えないほど広い。
ダム堤の中央部。ここまで行くことが出来ました。
ダム堤全景。マニアならずとも一度は訪れたい聖地です。
これが有名な”秘境”看板!
最終トンネル出口。トンネルからは冷たい風が吹き出していました。
トンネル分岐点出口。 トンネル内に黄信号のT字路があって曲がるとここに出ます。 ここから檜枝岐村、銀山平方面に行けます。
奥只見〜六十里峠〜只見町。 六十里峠街道にあった開通記念碑。田中角栄の署名でした。こんな山奥に道路を掘削するとは無茶しやがって。今太閤恐るべし・・・。
記念碑の所から眼下の田子倉ダムを望む。 ここまでストレートに山奥という感想がでる場所はそうないと思う。
マニアの間で話題沸騰中の秘境駅のひとつ「田子倉駅」。 仙山線で言うところの「八ツ森駅」的存在。周りには人家はおろかダム管理施設すらないと思われる。一応、登山道が近くにあるみたいなので登山客のための駅なのだろうか?
看板。
ちゃんと電車が止まることにおどろき!
駅舎内部状況。 道路から下に10mくらい降りたところにホームがあります。
田子倉駅ホーム。
そのまま只見町内へ向かって移動。 途中、田子倉ダムによって観光。
ダム堤。
電源開発(株)、通称J-POWERキタ━(゚∀゚)━ !! 戦後復興を支えた電源開発になくてはならなかった会社。 東北には他に鬼首地熱発電所とか持ってます。
ダム堤から下流を望む。
只見〜喜多方〜米沢〜笹谷トンネル〜釜房ダム。 日が落ちたので道の駅「喜多方」で1泊して午前5時から移動しました。 正直、奥只見まで行って日帰りは無謀。
釜房ダム。
ダム湖の釜房湖。
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