東北旅行記「エスクードがゆく!!」

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青森県・北東北縦断

期間:2007年4月28日〜2007年5月1日
場所:青森県・尻屋崎、奥入瀬渓流、岩手県・八幡平アスピーテライン他

GW休暇を利用して北東北をドライブしてきました。今年は5月1日に有給を取得して4連休。GW休暇が1年で最大の連休を取れるので、毎年この時期のドライブが1年で最も重要な旅行になります。今年は2月に能登半島まで行ったけど、あれは突発的でして・・・。そんなわけで色々と観光しつつ運転を楽しんできました。一昨年、昨年に続いて3年連続で青森に行ってます。青森面白いよ、青森。

日程的には1日目でむつ市まで到達してそこから南下。2日目は奥入瀬渓流を見て秋田県入り。3日目は八幡平アスピーテラインで岩手県入りして実家の仙台まで南下。実家で1泊して4日目に帰宅の3泊4日旅行でした。


第1日目

郡山〜東北道 本宮IC〜北上江釣子IC〜釜石〜宮古〜八戸〜むつ市

ETCの深夜割引を利用して距離を稼ぎました。30%〜40%OFFなのでETCを取り付けてから積極的に高速道路を利用してます。これは道路公団の罠かww


ゴールデンウィーク期間のためか前沢SAまで駐車場が満車で休憩できませんでした。トラックがSAやPAの出口に停車してて、邪魔というか危険で困りました。いつか絶対事故が起きそう・・・。

花巻市某所
道の駅「東和」
温泉あり

仙人峠は新しく完成したトンネルで峠越え。ドライブ好きにとってはこういう新しい道路を走ることも楽しみの一つですね(笑)旧仙人峠も面白い道なので時間がある人は一見しておくといいかも。旧峠はいずれ廃道になるんだろうし・・・。

新仙人トンネル
新しい!!
釜石市からは国道45号で北上。

道の駅「山田」
海産物が充実
萌えキャラ?
道の駅「田老」
高台にあり

国道45号を北上して田野畑村にある「鵜の巣断崖」を見学。リアス式海岸らしい断崖に驚きます。海の近くなのにこれだけの標高があるのだからすごい。そして海の青さ、空の青さに癒されます。何時来ても三陸の自然は美しい。

関連:Yahoo!地域情報「鵜の巣断崖」

トイレ
ここから徒歩
車いすOKな展望台
鵜の巣断崖
鵜の巣断崖
果てしない太平洋
道の駅「田野畑」
併設して公園あり
思惟大橋
高さ120m

さらに国道45号を北上すると何やら気になる看板が。一見して普通の道に見えますが実は国道45号線の最高地点!!だけど標高はたったの380mしかありません。海沿いを走る道路だから。逆にこれだけ海岸に近くても380mあることに驚くべきなのか?

国道45号最高地点
標高380m
道の駅「階上」
ラーメンが名物
六ヶ所村某所
村内は走りやすい直線がつづく。

六ヶ所村には使用済み核燃料からウラン・プルトニウムを回収する再処理工場があるのでそのPRセンター。見学無料。機械の模型がたくさんあって面白いのですがレベル的には大人が一人で見学するような場所ではないかも。子供向けの展示となってます。家族連れだと面白いかもしれませんね。

先日、高知県で放射性廃棄物の最終処分場調査に名乗りを上げた町長が辞職されていましたが個人的に最終処分場は六ヶ所村が妥当だと思う。核燃料関連施設で実績もあるし広大な土地も確保出来そうだし。高知県は活断層とかヤバイ気がする。それにしても散々原子力発電の恩恵を受けながら脊髄反射的に処分場反対!とか言う人達はどうにかならないのだろうか。もっと現実を見てちゃんと問題を見据えていくべきではないだろうか、と見学してて思ったり。

関連:六ヶ所村 公式ホームページ
関連:日本原燃(株)
関連:六ヶ所村核燃料再処理施設Wikipedia
関連:使用済み核燃料Wikipedia

むつ市某所
食料や水を調達しました。
このスーパーには一昨年もお世話になってます。

風力発電風車
東通村の風力発電所

尻屋崎
入り口ゲート
ゲート前にて
本州の最果てで車中泊。貧乏旅行なので・・・。


第2日目

午前4時、夜明けとともに岬の先端へ。まだ全然暗くて怖かったです。防砂林があるから灯台の明かりも届かないし。ゲートは当然閉まっているので徒歩で灯台まで行きました。一昨年も歩いて行ったけど20分くらいかかります。朝早すぎ!という突っ込みは無しの方向でお願いします。こんな朝早くから行動できるのも車中泊の醍醐味ですね(えー

ちなみに一昨年の様子はこちらにまとめてあります。

関連:下北Navi 尻屋崎
関連:Yahoo!地域情報「尻屋崎」

夜明けの尻屋崎
夜明けの太平洋
尻屋崎灯台
灯台100周年記念碑
正面は桑畑山
寒立馬の親子

遠くで寒立馬が「ヒヒィィィィィン」と啼くと、仲間が「ヒュルルルルッ、ブルッ、ブルッ」と返します。馬語?

尻屋崎〜むつ市内〜恐山

恐山は冬季閉鎖中でした。ってかこの時点でまだ午前6時前だったり。行く前まで知らなかったけど恐山って自由に見学できないんですね。入場料を取られるとは。地獄の沙汰も金次第、か。ちなみに駐車場はかなり広いので大勢の観光客が訪れても収容できそうな気がします。あと恐山まで行く途中の県道の随所に地蔵や石柱があってちょっと怖い。結界でも張っているのだろうか・・・。

恐山
正門
案内図
霊場恐山の碑
駐車場広い
宇曽利山湖
山から吹き降ろす風で波たっていました。
荒涼とした風景と相まって霊的な雰囲気。

むつ市〜国道279号〜横浜町〜野辺地〜浅虫

むつ市某所

道の駅「ゆ〜さ浅虫」で温泉&お土産購入。陸奥湾を眺めながら入る温泉は格別です。また、お土産や食事も充実してます。ここと盛岡県の「あねっこ雫石」が東北の道の駅のツートップだと思います。ただし駐車場が道の駅として致命的に狭いのでNo.1は「あねっこ雫石」なのですが。駐車場が増設されればもっと良くなると思います。

道の駅「浅虫」
温泉あり
国道4号をひたすら南下して十和田市まで

道の駅「奥入瀬」
駐車場広い
奥入瀬渓流館

奥入瀬渓流館では奥入瀬の成り立ちや自然について学べます。入館無料。また周囲には遊歩道が整備されてるのでちょっと散策もできます。駐車場が広いので観光シーズンは後述する「石ケ戸」駐車場よりもこちらに止めて、奥入瀬渓流までバスで移動するのがおすすめです。以下、渓流館の周辺。

であい橋
木製
蔦川
立田の滝

車で石ケ戸駐車場まで移動。すでに沢山の車が止まってましたが運良く駐車できました。奥入瀬渓流の瀑布街道はここしか駐車できないので(途中で止まると観光バス他の邪魔になり大変な迷惑!注意!!)もし満車だったら一旦十和田湖まで行くこと。上流から見学しても帰りはバスで戻ってこられるので心配無用です。ちなみに写真に自分のエスクードが写ってます。お分かりになりますでしょうか?基本的に路側帯駐車なのでみんな斜めに車を止めてます。車の出し入れは割りと楽です。

関連:十和田市 公式ホームページ
関連:奥入瀬渓流ガイドマップ

石ケ戸〜十和田湖まで約9kmあるので見学するときは歩きやすい靴で!十和田湖まで歩ききったけど所要時間は約2時間でした。なかなか全部を徒歩で見学する人はいないようです。中間地点あたりは殆ど人がいませんでした。

石ケ戸P
石ケ戸
石ケ戸の瀬
豊かな水量
馬門橋
阿修羅の流れ
うずまく流れ

豊富な水量で音を立てながら流れています。雪解け水で水かさが増してるのかなと思ったら実は1年を通じて一定の水量らしい。上流の水門で調整しているとのこと。

ふきのとう
雲井の滝
穏やかな流れ
残雪あり
川岸を歩きながら
白糸の滝
絹のような流れ
川幅は10mくらい
銚子大滝
高さ7m
別角度より
子の口制水門
流れを調整してます
遊歩道案内図
終点
十和田湖
食堂
山菜そば定食
バス時刻表

時間が無かったので帰りはバス。レンタルサイクルもあるので時間に余裕がある人はそれもいいかも。十和田湖〜石ケ戸Pまで460円でした。

この時点で時刻は午後2時半を過ぎたところ。本日の予定を達成したので明日のために移動しました。十和田湖の周りを通って秋田県入り。目星を付けておいた鹿角市の道の駅「かづの」まで到達。鹿角市内のスーパーで食料と水を調達してから車中泊モードへ。一見駐車場が小さく見えますが、奥に大駐車場があります。国道から人目につきにくく、人家から離れているので車中泊してくれと言わんばかりの道の駅です(笑)おまけに隣が消防署なので万が一の時にも安心です!(マテ

道の駅「鹿角」
「北限の桃」ジュースあり
駐車場広い!


第3日目

午前4時頃出発。
国道341号線を八幡平アスピーテラインへ向けて南下。

夜間通行止め
足湯
簡素な造り
八幡平神社前
本堂
山田善吉翁顕彰碑
ググってみたけど詳細不明。開拓者のひとりだろうか?

アスピーテライン入り口
入り口となりの駐車場
北緯40度のモニュメント
アスピーテライン序盤
それほど雪はありませんでした。

地図によると地熱発電所があったので軽く見学。特にゲートもなくすんなり中まで入れました。全くカギとか掛かってないので逆に不安になります。勝手に入ってよかったのだろうか?発電所は思ったよりこぢんまりしてました。宮城県の鬼首地熱発電所は荒涼とした荒れ地の中にあって趣があったんですが、こちらは普通に樹木に囲まれてます。

大沼地熱発電所入り口
立ち上る蒸気
発電所
三菱マテリアル(株)
タービン

午前6時頃閉鎖地点まで到達。濃霧の中で何も見えませんでした。風も強くいかにも山岳道路な感じでした。ゲートは午前8時半に開通するので仮眠。こんな早朝だから1番乗りだろうと思ったらX-TRAILの先客が居ました。ここで車中泊していたのだろうか・・・。

夜間閉鎖中
17:00〜翌朝8:30まで
視界不良
山頂付近
岩手県側になったら急に天候が良くなりました!

黒谷地バス停
バス停前
高さは2〜3mくらい。今年は暖冬ですね。

源太岩展望所
八幡平の山々

源太岩展望所からのパノラマ写真ダウンロード(7045*1173,1.37MB)

岩手県側は青空が広がり雄大な景色を存分に楽しめました。観光パンフレットと比べると例年よりも雪が少ないみたいです。また排気ガスで雪壁が少し汚れていたので、真っ白な回廊を楽しみたいなら開通初日に探訪するのが吉かと。眼下に八幡平の山々を眺めながらワインディングロードを下ります。ドライブ好きにはたまらない道です。

関連:八幡平観光協会

ある程度下ると松尾鉱山跡があります。松尾鉱山はググると面白いサイトがたくさんあるんで詳細は各自で。富国強兵を推し進める明治政府は石炭などの資源を得るため全国各地で鉱山を開発しましたがここ松尾鉱山もそのひとつ。標高1000mという立地や冬の厳しい自然にも係わらず栄華を極め、最盛期にはなんと1万5000人もの人々が暮らしていたというから驚きです。学校や病院はもちろん映画館まで整備され人々から「雲上の楽園」と呼ばれたことはあまりにも有名。閉山から約40年過ぎた今は広大な敷地に中和処理施設と廃墟が立ち並び、往時の面影を僅かに残すばかりである。

関連:松尾鉱山Wikipedia

廃墟
ガラスが全部割れてます
鉄筋コンクリート造り
松尾鉱水処理場
処理施設
説明看板
奥の段丘は露天掘り跡

麓まで下りて盛岡市経由で雫石町へ。GW期間中だけあって市内はいつもより渋滞している気がしました。旅の疲れを癒すべく道の駅「あねっこ雫石」で温泉。シャンプー&ボディソ完備で清潔で広い浴室など日帰り湯として完璧です。道の駅では大のお気に入りです。アルカリ泉質なのでヌルヌルしてます。肌がすべすべになりそうなので女性の方にもおすすめですよ!ちなみに隣の除雪ステーションが臨時駐車場になってました。訪れたときはほぼ満車で大人気のご様子。

八幡平〜盛岡市〜雫石町〜あねっこ雫石

正面は岩手山
道の駅「あねっこ雫石」
温泉あり
盛岡市内某所

適当に国道4号を南下して平泉前沢ICから高速道路に乗りました。あとは実家のある仙台まで快走。午後4時頃実家着。

実質的な旅行は本日で終了。3日間の走行距離は約1200km。推定使用燃料は約130L。総運転時間は約30時間、1日当たり10時間でした。一般人から見れば運転しすぎと言われそうですねwドライブ好きの間ではまずまずといった評価でしょうか。しかしあらためて計算してみると殆ど車内に居ます。軽くヒキコモリですか(笑)

第4日目

実家からまっすぐ郡山へ。ご存じの人も多いかと思いますが東北道には昔「泉本線料金所」という検札所がありました。上り線だけなんですけど、1回必ず停車して係員さんに通行券を提示しなければなりませんでした。現在はPAおよびスマートICとして活躍してます。ちなみにスマートIC入り口は昔は救急車等の緊急車両通行口でした。搬送先の病院への近道としてそれなりに活躍していたらしいです。

以下、泉スマートIC(旧泉本線料金所)上り線ゲート。

入り口
ゲート
通行可!

午後1時頃無事郡山着。
おつかれさまでした。

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written by koutaro, 2004-2007