東北旅行記「エスクードがゆく!!」

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茨城県・日本電波の旅「八俣送信所」へゆく!

期間:2008年3月1日
場所:茨城県・KDDI八俣送信所、筑波山

全国的に暖かい1日となりましたが茨城県にある短波ラジオの放送所「八俣送信所(やまたそうしんじょ)」まで行ってきました。ここから全世界に向けてNHKの「Radio Japan」が放送されています。短波放送というと聞き慣れない人も多いかもしれませんが、株情報や競馬中継を流しているラジオNIKKEI(旧ラジオたんぱ)のラジオと言えばわかりやすいでしょうか。ラジオNIKKEIは主に国内向きですがRadio Japanは国際放送なので全世界に向けて放送されています。短波放送の周波数である短波帯(3MHz?30MHz)は高度80km?500kmに存在する電離層で反射されやすいという性質があります。そのため電離層と大地をジグザグに反射させて地球の裏側まで放送を送ることが出来ます。八俣送信所はその短波放送の拠点なのです。

八俣送信所の所在地は茨城県古河(こがわ)市内。広大な敷地には無数の鉄塔が林立していて遠くからでもその姿を確認できます。残念ながら一般向けの見学会などは実施されていないようなので柵の外から眺めることになります。しかし、敷地内を通る道路もあるのでかなり間近で見ることができます。訪れれば最大300kWという大出力で送信される電波を感じることができるかも(笑)まぁ感じることが出来たら大変ですけどね。手で触れられるくらい接近しないと無理かと思います。豆知識ですが人間がビリッ感じることの出来る電流の最低は約0.2Aくらいだそうです。人体の等価抵抗とかを考慮すると、条件次第ですが交流だと約100Vくらいの電圧をかけた時になります。コンセントの電気と同じですね。ちなみに大出力のラジオ放送所付近では水道の蛇口や入歯からラジオが聞こえることもあります。怪談めいた話だけど嘘ではないのが面白いところです。

世間ではダムやプラントの見学が人気みたいですが電波塔も新ジャンルとして人気が出そうな気がします。趣向を凝らしたアンテナはかっこいいですw

関連:八俣送信所Wikipedia
関連:探検発見:KDDI八俣送信所/NTT名崎無線送信所

ドライブルート。
郡山南IC?西那須野塩原IC?国道4号?古河市?八俣。宇都宮以南の国道4号のバイパスっぷりに驚きました。みんな高速道路並みの速度で流していて都会はすごい。郡山から古河市まで3時間でした。東京まであと80kmの看板があってこんなに東京は近かったのか・・・と思いました。普通に都心まで車で行けそうです。あらためて郡山から関東圏へのアクセスの良さを感じました。


八俣送信所
関係者以外立ち入り禁止
敷地内を通る県道
広大な敷地
アンテナ群
同上
同上
敷地外へ移動
立ち並ぶ鉄塔

遠巻きに見学して帰路へ。帰りは東側のほうを通って帰ろうと思っていたので途中にある筑波山に登ってみることに。日本百名山にも数得られ、古代から信仰が続く由緒正しい山である。茨城県のシンボルと言っても過言ではない。多分。山頂まではケーブルカーとロープウェイで登ることが出来ます。今回は奥の方にあるロープウェイで登ってみました。3時間400円の駐車場に車を止めてロープウェイ乗り場へ。大人1人往復1070円でした。20分間隔で運行されていて強風の時は運行中止となるみたいです。この日も風が強く、「運行中止の可能性があるので早めに下山してください」とたびたびアナウンスされていました。麓駅から山頂駅までは6分ほど。

山頂の展望台からの眺めは絶景でした。塵が多く遠くは見えなかったものの快晴で関東平野を一望することが出来ました。空気が澄んだ日には高層ビル群や富士山までも見ることが出来るそうです。筑波山は西側の「男体山」と東側の「女体山」を合わせた名称ですが今回は時間の都合上「女体山」のほうだけ登ってきました。山頂駅から徒歩5分ほどで一等三角点のある山頂です。岩場からの迫力ある眺めが最高でした。

関連:筑波山Wikipedia

筑波山ロープウェイ
片道6分
山頂駅
案内
概要
男体山
登山道に雪あり
筑波山の碑
お社
太平洋方向を望む
海が見える
建物は駐車場の所
一等三角点

帰りのルート。
筑波山?石岡市?国道6号?水戸市?国道349号?矢祭?塙?須賀川?郡山でした。国道6号が微妙に渋滞していて時間がかかりました。家に着いたのは午後8時頃でした。午前9時出発だったので約11時間のドライブでした。平均燃費計は9.8km/Lという表示になっています。エスクードにしては優秀なほうだと思いますがガソリン高騰が悩みの種です。もう大幅に値下がりすることがないと思うので困ります・・・。


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written by koutaro, 2004-2008