東北旅行記「エスクードがゆく!!」

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栃木県・”巨大地下空間”大谷資料館を訪れる

期間:2009年4月4日
場所:栃木県県・大谷資料館、平和観音、殺生石

天気が良かったので栃木県の大谷(おおや)資料館まで行って来ました。
資料館では土蔵や壁材として使用される大谷石の採掘場跡が公開されてます。実際に採掘を行った現場を公開しているので機械で切り出した跡などが生々しく残っています。また第二次世界大戦時には広大な地下空間を生かして中島飛行機(現・富士重工)が戦闘機を製造していたという歴史もあります。

入口から右手に入った階段を下りるとまずびっくりするのが広さ!
ネット上で写真を幾つか見ることも出来ますが実際現場に立つとその迫力に驚かされます。天井が20〜30mくらいあるので開放感があるのはもちろんですが床面積が想像以上に広い。軽い運動くらいならできそうなくらいです。また、採掘の都合上、堀り残した部分が柱となって山を支えているという仕組みらしいのですが、その柱がギリシア神殿みたいで印象的でした。また地下なので声を出すとかなり響きます。その反響を活かして時々コンサートが催されているようです。2008年末にはあのエンヤも来日して歌ったというパネルが展示されていました。


関連:大谷資料館公式ホームページ(音注意)
関連:殺生石Wikipedia


クリックで別ウィンドウ表示!GPSログによる全走行ルート
※地図素材:CraftMap-日本地図HP素材集-



郡山南IC〜宇都宮IC〜R293〜大谷町

休日なのでETC割引を活用して一気に宇都宮ICまで進みました。郡山から宇都宮まで100kmを超えてしまうので、今までは矢板ICで下りて下道というルートでしたが、割引のおかげで気兼ねなく走れます。時間の節約にもなるし本当にありがたいです。心なしか道路やSAも先月より混雑しているので経済効果はそれなりにあったと思います。

R293から看板を頼りに大谷資料館へ。公園の手前にある橋を渡って1分ほどで到着です。駐車場でいきなり目にする巨岩でびっくりです。館内の展示によるとこれも採掘跡とのこと。休日のため団体観光客などでそこそこ賑わってました。

資料館入口
毎週木曜日休館
駐車場
資料館
坑内見学あり
階段を下りた所から
下から撮影

露出が上手くいかなくて写真が明るくなりすぎた。 実際はもっと薄暗いです。階段の上にいる人物と比較していただければこの広大な空間を感じていただけると思います。内部はひんやりとしています。吐く息も心なしか白いような・・・。

確認用

どこまで掘ったか地上から確認するための穴。
天井から微かな光が差し込んでいます。

天井から光が差し込む
モニュメント
現在地
公園

地上の公園で一休み。
正面は「御止山(おとめやま)」。江戸時代には松茸が採れたので入山が禁止されていたことが名前の由来。 ここから歩いて平和観音まで移動しました。

平和観音
かなり大きい
岩山より撮影
縁起の良い高さ

地下空間の感動を噛みしめながら次の目的地へ。
宇都宮から北上し、茶臼岳の麓、那須湯本温泉にある「殺生石」を目指しました。この岩の周囲には硫化水素や亜硫酸ガスなど有毒ガスが噴出し、近づく人や獣を殺すことからその名を付けられたと言います。また古代最強の妖怪として様々な物語に登場する「白面金毛九尾の狐」(作中では”九尾の狐”や”白面の者”と呼ばれることも)を封じた石としても知られています。付近一帯は遊歩道が整備されていて、温泉神社と一緒に見て回ることが出来るようになっています。

温泉神社
延喜式に載ってます
拝殿

お賽銭箱の脇には極々一部で話題になった”微妙な音”が出るおみくじ箱も健在!
試しに引いてみたら「末吉」でした・・・。

昭和天皇御歌碑
稲荷神社

九尾だけに狐はかかせない。

広場を一望
史跡「殺生石」
硫黄臭が立ちこめる
由来
遊歩道整備済み
地蔵
春の陽気でした

那須IC〜東北道〜郡山南IC


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written by koutaro, 2004-2009