夏の北海道巡り 前編

  • 2010年8月14日~8月16日
  • 北海道地球岬、ポロトコタン、サラキ岬

夏ならば、北海道。

夏季休暇を利用して北海道ツーリングしてきました。年始めのエスクード売却による資金調達、大型自動二輪の免許の取得そして新バイクの導入などを乗り越えてついに念願の渡道でした。広大な北海道を旅するにあたって2泊3日はあまりにも短い期間なので今回は道南を中心に探索。冬の函館旅行のおかげで大体の所要時間が掴めていたので余裕を持ってツーリングすることができました。本土とはスケールの違う雄大な自然と果てしなく続く直線道路に魅了されました。バイク乗りなら絶対に一度は行くべきだと思います。

関連:津軽海峡フェリー

第1日目(8月14日)

第1日目の走行ルートと主な滞在場所

  • 函館港
  • 長万部
  • 地球岬
  • ポロトコタン

津軽海峡フェリー青森港。

8月14日(土)05:20発 09:00着
青森→函 館 5便

(バイク持ち込みの乗船は)初フェリーだったので初っ端から緊張しました。5時20分出港ですが手続きやバイクの積み込みあるので4時前に到着。受付で発券してもらい待機場へと移動しました。出港の約1時間前から乗船が始まるようです。バイクは最奥に積むので乗るときは車よりも先に、降りるときは車の後になります。

乗り込み手順としては、

  1. 待機場でチケット確認(待機場に到着時)
  2. 1時間前に埠頭の係員から乗船の誘導(小型バイクから?)
  3. タラップを渡りフェリー船内へ
  4. すぐスロープで上階へ。傾斜が急で凹凸がある・・・
  5. 誘導に従って船内の隅へ
  6. 指定位置で停車、エンジン切り
  7. すぐに係員がロープで固定しにきます
  8. 後は船体中程の入口から客室へ移動して自由に

船内は滑りやすいので注意。スロープも傾斜が急なので足つきが悪い車種は途中で止まるようなことがあると転倒する危険性が大きいです。前車と適切な車間距離を保って走行したい。

オレンジの制服を着た係員がすばやくバイクを固定。ぐずぐずしていると「北海道に行く前に夏休みが終わっちまうぞ、アホ!」「じじいのファックの方がまだ気合いが入っている!」などと怒鳴れます(ぇ

甲板に自由に出られます。

風が強かった。

救命ボートがありました。

清々しい天気でした。大気が霞んでいたので陸地は見えず。

北海道なう!

旅の相棒。400cc並の扱いやすさと大型自動二輪ならではのパワーを両立したミドルネイキッド。慣らし運転も終わり北海道を思う存分走り回れました。ビジホ泊まりなので荷物は最小限です。後部に積載している防水バッグは何でも詰め込んでおける気軽さがあります。リアキャリアもいいけど手軽に持ち運びできるので一つあるといいかも。タンクバックは地図や小物を入れるためツーリングには必須。

函館~森~八雲~長万部

函館から国道5号線を北上。対向車線を走るライダーからv(・∀・)yaeh!をたくさんもらいました。すれ違うライダーのほぼ全員からピースを貰っていたような気がします。お互いの安全と良い旅を祈り自分もすかさずピースを返しました。今では殆どすることがなくなったピースサインが残っているのは北海道ならではだと思います。昨今は賛否両論あるピースですがこの先も残っていて欲しいですね・・・。

国道5号線。果てしない直線道路が続きます。

長万部駅。

ツーリングマップルに載ってる「かにめし本舗かなや」。長万部駅前の交差点角にあります。

昼食にカニ飯購入。1050円也。

甘いカニの身に合せたしょっぱい漬け物がgood!名物を味わうのも旅の醍醐味ですね。

長万部~洞爺湖町~伊達市~室蘭~地球岬

地球岬駐車場。

アイヌ語の「ポロ・チケップ」が訛って地球岬となった。地球の丸さを実感できるほど果てしなく水平線が広がります。

展望台があります。

幸福の鐘です。

果てしない水平線。曇りだったのが少し残念。

地球岬灯台です。

トッカリショ。

アイヌ語で「アザラシの岩」の意。絶壁の入り江です。

室蘭~国道36号~登別~白老町

ポロトコタン。アイヌのチセを復元したものや資料館があります。アイヌ語の「チセ」が”家”を意味することは最終兵器彼女の読者にはおなじみですね。

関連:アイヌ民族博物館

駐車料金は100円。バイクは路上駐車でもよさそうですけど律儀に払うなど。

入口です。大人750円。

コンタコロクル(むらおさ)の像。高さ16mのFRP製です。アイヌは偶像崇拝しないのでこういう人形が作られていたと勘違いしてはいけません。

北海道犬(国指定天然記念物)。
ソフトバンクのCMに出ている犬はこの犬種らしい。
へぇーへぇー

ヒグマ。鋭い爪はまさに野獣!

ポロト湖。

熊檻と食料貯蔵庫。貯蔵庫は高床式でねずみ返しが付いてます。春先に生け捕りにした小熊を育て、翌年2月にイヨマンテ(熊の霊送りの儀式)を行いカムイ(神)の国へ送り返すとのこと。つまり家畜として飼ってたということなの・・・?

一番大きい建物に吊してあった鮭の燻製。作り物かと思ったら本物らしい。

アイヌの説明や古式舞踊の公演など20分弱の紹介プログラムがあります。

翌日に備えて宿泊場所まで移動。

白老町~室蘭

室蘭グリーンホテル泊。

料金が安い。インターネット接続可能なのが良い。

ホテル前に砂利の駐車場があります。

近所の長崎屋で食料調達。

総菜の売れ残りを接収。気のせいかポテトサラダが美味しい。地元北海道産のじゃがいも使用なのか。

焼き鳥かと思ったら豚串だった。
室蘭焼き鳥という名物になっているらしい。

つづく。