光明の滝

  • 2013年8月14日
  • 宮城県光明の滝

期間:2013年8月14日
場所:宮城県・光明の滝

朴沢にあるあまり知られていない滝を訪れました。

関連:光明の滝

国道から朴沢の集落を抜けて林道に入ります。

1車線の林道を2kmくらい走ります。舗装道路。

マイクロバスも駐車可能な駐車場です。

駐車場と仮設トイレあり。

滝は道路から下った場所にあります。

入口の鳥居。

大正時代に建てられた鳥居です。

大正7年9月18日建立とな。

足下が悪いので注意が必要です。

階段を下ります。

光明の滝

光明の滝。

ハイビジョンで動画を撮影してきました。

不動尊が祀られている。

祠には不動尊が祀られているらしい。

朴沢の石碑群です。

朴沢の石碑群。

馬頭観音が目立つ石碑群です。

由来など。

お産が軽くなるという言い伝えがある。

亀の子石。

馬頭観音。

石碑の半分以上が馬頭観音でした。昭和初期の年号まであるので戦前まで当地で馬が重要な労働力だったことがわかります。

庚申信仰の石碑です。

庚申塔。

寒念仏供養塔です。

寒念仏供養塔?異体字で読めない・・・。

目を引いたのがこちらの石碑。安永三年甲牛年とあることから1774年に立てられたことがわかります。1770年代より凶作が続いていたのでその飢饉の供養塔ではないかと思いましたが帰ってから調べて見るとどうやら「寒念仏供養塔」らしい。

寒念仏とは?

僧が寒の30日間、明け方に山野に出て声高く念仏を唱えること。のちには俗人も寒夜、かねを打ちたたいて念仏を唱え、家々の門前で報謝を請い歩いた。(コトバンクより抜粋)

この苦行が成就した記念に立てられたのだろう。三文字目が本当に仏の異体字なのか疑問が残ります。旧字、異体字は難しいですね。ちなみにこの約10年後の1784年に未曾有の大凶作となる天明の大飢饉が起きるのである。凶作続きで疲弊していた農民にとってどれほど絶望的だったろうか・・・。