移ヶ岳
- 日程: 2025年4月26日(土)[日帰り]
- 天候: 晴
基本情報
山名 | 移ヶ岳(うつしがだけ) |
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標高 | 995m |
所在地 | 福島県田村市船引町長外路 |
位置 | 37度29分0.55秒, 140度36分59.27秒 |
山系 | 阿武隈高地 |
百名山 | うつくしま百名山 |
アクセス
車(仙台市内~泉PA~東北道~桑折JCT~伊達桑折IC~国道4号~福島市~国道114号~川俣~国道349号~東和~船引~瑞峰平)
GPSトラック
タイムチャート
06時00分 | 瑞峰平駐車場 |
06時05分 | 西登山口 |
06時10分 | 移ヶ岳神社 |
06時55分 | 山頂 |
07時15分 | 東登山口 |
07時25分 | 瑞峰平駐車場 |
評価
評価 | ★★★☆☆ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
感想
移ヶ岳(うつしがだけ)は田村市船引の北東にある山。独立峰なので麓からもよく目立ち山頂からの眺めも格別です。急斜面や滑りやすいところにはロープが張られていて安全対策もばっちりです。うつくしま百名山選定。
当日はゴールデンウィーク初日だし、天気予報も晴れだったので、Tシャツ1枚にレインウェアという春装備で登山口に着きました。しかし、山はとても寒くて肌感覚で気温5~6℃しかないように感じました。強風が吹いていて全然春じゃない予想以上に大変な登山となりました。ところが下山後は太陽が高く昇り気温20℃まで上昇して汗ばむ陽気となりました。こんな天気のギャップも登山あるあるだなーと思いました。
●「移ヶ岳」の読み方について参考情報
地元の方々によりますと、移ヶ岳は後醍醐天皇の時代には、宇都具志山(うつぐしやま)と呼ばれていた歴史もあり、古くから多くの登山者が訪れ阿武隈高地の秀峰です。移ヶ岳の読み方については、平成22年度に移ヶ岳の由来に係る資料編さんに携わった美山地区の方々に伺ったところ、読み方は「うつしがたけ」としているとのことでした。
(田村市産業部観光交流課 令和5年3月30日)
写真

登山口にある瑞峰平駐車場です。国道から駐車場までは舗装道路。周辺は農道や林道が入り組んでいるので脇道に入らないように案内看板に従って運転してください。

舗装された駐車場です。

ベンチが整備されています。
ここからの眺めも良いです。

トイレあり。
冬期間は使用禁止です。

最初は作業道を登ります。

移ヶ岳神社入口

古くは坂上田村麻呂が戦勝祈願をしたという。明治期は産馬擁護の神として広く信仰を集めていたとのこと。大正期には当地で黒花崗岩の採掘が始まり発破の振動や落石で被害を受ける恐れが高まった。昭和期にこれを憂慮した郡山市中田町大字柳橋の石材業者長沼武茂氏が現在の地に遷座したのが昭和44年のことであった。
「移ヶ岳神社由緒」石碑の要約

登山道にニリンソウが群生していました。早朝のため花弁が閉じています。

スミレも頻繁に見かけます。

随所に看板が設置されています。

採石場跡と山頂への分岐点。現在は採石場に行けないので山頂へ。

分岐点は広場になっていてベンチあり。

山頂手前は急斜面です。
ロープをしっかり掴んで慎重に登りたい。

山頂付近は険しいので滑落注意です。

移ヶ岳山頂です!

安達太良山や吾妻連峰を一望。

阿武隈高地の名峰が良く見えます。

素晴らしい眺めが広がっています。

特徴的な山容の常盤鎌倉岳です。

山頂は岩場です。10人くらいは休憩できそうな広さです。ただし、ロープの先は断崖なので絶対に近づかないこと!

下山は東コースで周回しました。

先ほど登った山頂です。実は採石場で削られた断崖の上にあり微妙にオーバーハングしています。いつか風化や地震で崩れ落ちそうな気がします。

テプラが貼られた案内看板です。

賽の河原と呼ばれる場所です。

小さな広場です。小石もないし河原の要素はないかも?

大規模な伐採地まで来たらもうすぐです。ここは太陽光発電施設になるのでしょうか。阿武隈高地の大切な自然がこれでは悲しいですね……

下山した東登山口の様子です。

東登山口からは車道を歩きます。廃墟がありますが昔はここに釣り堀があったそうです。