春の四国旅行2025 その2
- 2025年3月24日~3月28日
- 香川県丸亀城、豊稔池堰堤
- 愛媛県タオル美術館、今治城
- 高知県ひろめ市場
旅行第2日目。2025年3月25日(火)。
早起きして昨日見られなかった丸亀城に行きました。
5時00分
夜明け前の商店街の様子。
丸亀城は夜間ライトアップされています。
丸亀城から見た市街地の夜景。
丸亀城の石垣は野面積みと算木積みの土台から頂が垂直になるよう独特の反りを持たせる「扇の勾配」になっています。山麓から山頂まで4重に重ねられ、合わせると60メートルになり、総高としては日本一の高さになります。その石垣の上にある天守は「現存十二天守」の一つです。作ったのは豊後国富岡から転封された丸亀藩の初代藩主・山崎家治。当時廃城となっていた丸亀城に新城造営を計画し、経験を生かして築城を開始する一方、城下町の経営・整備を行ない、今日の丸亀の基礎を築きました。
関連:丸亀城Wikipedia
本丸はベンチや展望台が整備されています。
奥に瀬戸内海が見えます。
香川県の丸亀市と坂出市の境に位置する飯野山。別名、讃岐富士。山頂周辺はレクリエーションの森として飯野山風景林に指定されているほか、瀬戸内海に近く漁船など航行船舶の目標となっているため「航行目標保安林」にも指定されています。登山口から山頂まで1時間で登れる市民に親しまれている山のようです。
高石垣。間近で見ると巨大さを実感します。
石垣の説明看板によると高さ20mを超える。
6時30分
ホテルに戻り朝食を食べました。

アルファーワン丸亀の朝食はうどんと炊き込みご飯。セルフドリンク有り。食券をおばちゃんに渡すと茹でてくれます。サービスの生卵が必要かも聞かれます。うどんの量は調整可能。かけうどんは具材に椎茸、ネギ、にんじん、こんにゃく、里芋が入っていました。ビジネスホテルの朝食なのにちゃんと美味しい。流石うどん県です。
※チェックイン時に「かけ」「ぶっかけ」「つけ」から種類を選択します。写真はかけ。

セルフ薬味がたくさんあります。薬味の充実からも県民がうどんにかけている情熱が伝わってきますね。小豆島紫蘇昆布、柚子胡椒と鰹節をかけて頂きました。
8時30分
ホテルをチェックアウトし、レンタカーを借りました。
トヨタレンタリース丸亀駅前店。
ちなみに駅前とあるけど駅から400mほど離れています。
C2クラスでWeb予約しました。

車種はカローラでした。ガソリンモデル。
(カローラを3日間運転してみての雑感)
走行安定性は高い。視線の変化が少ないのは好印象。逆に車間距離が縮まると自動的にエンジンブレーキがかかるのが悪印象。意図しない制御をされるのでストレスになる。燃費は高速道路中心に使用して20km/L近くまで伸びる。セダンだが後部座席が狭い。トランクも小さめ。現行カローラであえてセダンを選ぶ必要はないかも。
8時45分
レンタカー店を出発し高速道路で移動しました。
丸亀市〜善通寺IC〜高松道〜いよ小松IC~今治市
10時30分
今治特産の今治タオルに関する美術館。
タオルの製造工程で使われている機械の展示とムーミンの展示、ハワイアンキルトのキャシー中島の作品展示と企画展(訪れた時はピーターラビットでした)を見ることが出来ます。JAF会員証提示で入館料1割引き。もちろんミュージアムショップで今治タオルを購入することができます。
今治市内で発生していた山林火災で背後の山から煙が上がっていました。
実際に製造機械が動いてタオルを作っています。
糸巻きの壁。
色とりどりのタオル生地が掛けられたフォトスポット。
ムーミンの常設展。ムーミン好きなら楽しめそうな場所です。特に40mもの長さのタオル生地を使ったムーミン登場人物の絵画は一見の価値ありでした。
タオル美術館~県道155号~今治城
11時30分
今治市で気になっていたお城に来ました。
駐車料金は1時間毎100円でした。
今治城。築城の名人・藤堂高虎が築城した日本三大水城のひとつ。水城(みずじろ)は、海、湖、河川などに面して築かれた城のこと。東日本には海に面したお城が無いので珍しかった。村上水軍が活躍した場所だけに地の利を最大限に活用したお城なのでしょう。当時は船がお堀内に入船することが可能だったらしい。現在もお堀に海水が引き込まれています。昭和55年(1980年)に5層6階の鉄筋コンクリートで再建された模擬天守で内部は展示室です。最上階から今治市街を一望することができました。
関連:今治城Wikipedia
藤堂高虎像
天守からの眺めが良かった。
堀に海水を引き込んでいる。
しまなみ海道の来島海峡大橋が見えます。
今治市〜国道11号〜西条市〜新居浜市〜四国中央市〜観音寺市
今治市内を走行中、山林火災の煙が市街地まで降りてきて視界不良になるほどでした。また市内の広範囲で停電していて信号が消灯していました。
今治市街地に迫る山林火災の煙の様子です。
※安全を確保して撮影しています
15時30分
今治市から観音寺市までずっと下道を走りました。予想外に時間がかかってしまい目的地に到着したのは15時を過ぎていました。

豊稔池堰堤。香川県観音寺市にある豊稔池堰堤は我が国最初期のコンクリート造溜池堰堤。日本唯一のマルチプルアーチ式で大変珍しいダムです。その高い技術史的価値から重要文化財に認定されています。ダム好きなら誰もが一度は訪れたいと思ってる豊稔池。10年来の夢をついに叶えました。
大正15年に起工、昭和4年11月の竣工。戦前のダムです。
石造りの重厚な雰囲気があります。ちなみに国内のマルチプルアーチ式ダムは豊稔池と仙台にある大倉ダム(ダブルアーチ)しかないのだ!すごいね!!
満水で越流していました。
豊稔池建設記念碑
旧土砂吐樋門
名残惜しいですが宿泊先に向けて移動します。
豊稔池~大野原IC〜高松道〜川之江JCT~高知道~高知IC〜高知市
17時15分
高知市内のホテルにチェックイン。サウスブリーズホテル高知海月です。チェックイン時に車のキーを預けるルールがあります。地下駐車場が狭いのでフロント係で車を入出庫することになっています。
1泊朝食付禁煙部屋。展望風呂あり。
18時00分

夕食を食べに繁華街へ向かいました。市内に路面電車が走っています。総延長25kmで日本一の路面電車だそうです。路面電車は北海道函館で乗って以来10数年ぶりでした。乗り方は乗車時に整理券を取って降車時に精算機に料金を入れるバスと同じ方式です。サウスブリーズホテル前からひろめ市場前まで片道230円でした。

高知名物で真っ先に思い浮かぶのは鰹のタタキ。当然お目当てで市内に複数店舗を展開する「明神丸」というお店に入りました。平日ですが観光客を中心に混雑していて30分ほど並びました。混雑時は制限時間があるらしく回転は早いと思います。
関連:わら焼き鰹たたき 明神丸

お通しと日本酒。
お酒は高知で唯一知っていた「土佐鶴」にしました。辛口で料理に合うお酒でした。

高知野菜たっぷり塩たたき。
本場のカツオのたたき、本当に美味しい。お塩で頂くのも珍しいし、特製ソースに絡めても良かった。あと地元野菜の素揚げもしっかり主役を張れる美味さでした。最高。

じゃこ天。愛媛県の名物。今日は愛媛県に行ったので注文。宇和島初代藩主の伊達秀宗が故郷を偲んで仙台から蒲鉾職人を連れてきてつくらせたことに始まると言われる縁のある逸品。

高知市に来たら絶対寄りたかったひろめ市場。フードコート形式で飲食店等が集まっています。インバウンド外国人観光客も大勢いて大混雑でした。こちらにも明神丸があって鰹のタタキ定食を頂けるようです。また各々のお店でテイクアウトもやっているのでお寿司屋お刺身を買ってホテルで食べるのも選択肢のひとつですね。
関連:ひろめ市場
20時00分
ホテルに戻って晩酌。

お酒は四国エリアセブンイレブン限定すだち&ゆずサワー。

ひろめ市場で買った日曜市のいも天。皮は揚げ餃子で中味は中山峠のあげいもみたいな感じ。4個入りだけど結構お腹にたまるのでシェアして食べると良いかも。
今日は美味しい鰹のタタキを食べられてこれだけでも四国に来たかいがありました。旅先で地元のものを味わうことの素晴らしさを改めて実感しました。
次回につづく。