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杢蔵山

基本情報

山名 杢蔵山(もくぞうやま)
標高 1,026m
所在地 山形県新庄市大字鳥越
位置 38度47分22.20秒、 140度24分4.85秒
山系 神室連峰
百名山 東北百名山,やまがた百名山

アクセス

車(仙台~東北道~国道47号~鳴子~最上~国道13号~新庄~県道312号~山屋口)

GPSトラック

タイムチャート

08時00分 登山口駐車場
08時20分 不動明王の石碑
08時30分 三ノ滝
09時00分 心臓破りの坂
09時15分 杢蔵山荘
09時40分 山頂
10時30分 杢蔵山荘
10時45分 三角山
11時30分 登山口駐車場

評価

評価 ★★★☆☆
難易度 ★★★☆☆

感想

杢蔵山は新庄市東部にある山。神室連峰の南端にあたる山で縦走コースの入口にもなっています。気軽に登れる山として新庄市民に親しまれているそうです。

駐車場は登山口に10台ほどのスペースがあります。歩き始めるとすぐに沢があり木製の一本橋を渡ります。高さ1mほどですがバランスを崩すと危ないので慎重に。沢の水量は豊富で途中に滝もあります(遊歩道の分岐あり)。しばらく沢沿いを歩きます。道幅は50cmが常に確保されています。ただ急斜面を横切るように道がつけられているので崖側は高さ20~30mもの急斜面になっています。途中にある沢の出会い頭は徒渉ポイントになっていて迷いやすいかも。要注意です。「七曲がり坂」「心臓破りの坂」と名付けられた急坂はちょっと大変でした。

急坂を登り切ると平坦になりすぐ杢蔵山荘が見えてきます。山荘は整備が行き届いていて気持ちよく利用できます。宿泊の場合は任意で協力金が必要です。水場は山頂方向に5分くらい歩いた場所にありました。

杢蔵山荘からは一度樹林帯に下りて登り返すと山頂へ続く稜線となります。稜線の東側は急峻な断崖になっていて「東北の小アルプス」と呼ばれる神室連峰に相応しい厳しい一面を見せてくれます。

山頂は三角点と看板が設置されています。
平坦ですがやや狭かったです。

下山は再び杢蔵山荘で休憩し、三角山経由で林道を歩きました。移動距離10.9km、所要時間3時間30分の山行きでした。

写真

山屋口の駐車場。

登山口状況です。

沢に掛かる1本橋です。大雨時は流出することもあるとか。沢の水量は豊富です。

登山道と一ノ滝遊歩道の分岐です。一斗缶は熊除けなのでガンガン叩きました。

序盤は植林された杉林の中を歩きました。

不動明王の石碑。
文政年間に立てられたものです。

急斜面を横切る道です。

足下注意!

三ノ滝が木々の間に見えました。

ナナカマドです。

徒渉ポイントがいくつかあります。
石伝いに歩けば濡れません。

急坂を登り切ると山荘が見えます。

杢蔵山荘です。無人。

山荘の様子です。鋳鉄製ストープと燃料になる薪が沢山ありました。備品もしっかり整備されていて地元山岳会が熱心に活動しているのが伝わってきました。大事に利用したいですね。

寝床も広々しています。

水場の金杢水。
山荘から徒歩5分です。

稜線に出ると強風でした。

エゾリンドウです。

断崖になっているので少し危ない。

杢蔵山山頂です。風が強く寒かったのですぐに下山しました。

山荘まで戻ってきました。山頂方向はまだ雲がかかっています。晴れ間から見えた山肌は紅葉がはじまりかけていました。

山荘のベンチから新庄市街が見えます。

三角山を経由して下山します。

中央が杢蔵山荘です。
雰囲気ある場所に建っていますね。

三角山までは歩きやすいです。

三角山は林道が接続されています。帰りはひたすら林道を歩きました。

開通記念碑。この林道は昭和37年10月に陸上自衛隊第六師団第四中隊第三中隊によって開削されたものです。先人の偉業に感謝です。

☆☆☆☆☆

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